■工事概略

施工内容:ロールグレーチング敷き詰め
施設:愛知県内某温浴施設(公共施設)
場所:浴槽周りおよび浴室出入口付近

 


★施設様のご要望

「施設全体のリニューアル中につき、予算内に収まる商品で、様々な形状の浴槽にそったグレーチングが必要ですが何かいいものはないでしょうか?」というご要望をいただきました。
一般的に水が流れる溝の蓋のことを「グレーチング」と呼びますが、ステンレス製から樹脂製、形状、価格も様々な物があります。 今回はカーブする箇所が幾つかあったので、ロールグレーチングを採用し施工しました。

◆形状に合ったグレーチング  

施工は敷きたい溝の形状にあったグレーチングを敷いていくだけなので、 それほど難しいことではありません。

グレーチングの施工で重要になるのは溝の形状にあったグレーチングを選ぶことです。必要になるグレーチングが多かったり、特殊な形状のグレーチングを使用する場合は施工前に溝の幅、溝の形状を計測し、最適なグレーチングを手配します。

今回の施設様は溝の幅が200mm、300mmの2種類、特殊形状は9箇所もありました。

【左上】【右下】
左上と右下ではカーブの深さが違いますが、このように色々なカーブにあわせて敷設することが出来ます。

【左下】
コーナー部は一見するとわかりませんが、通常の直線グレーチングに加工をし踏んでも落ちないようにしてあります。

弊社のロールグレーチングは直線タイプのほかに、カーブにも対応できるRタイプが通常仕様でご用意できますので、比較的安価に納入することができます。
(※特殊形状のグレーチングに関しては、別途費用が必要となります。)
◆特殊加工したグレーチング

【左上】
縦方向のグレーチングは、最後の3本を左右方向のグレーチングのカーブに沿うように連動させてあります。
このような細かい仕上がりにすることで施工の仕上がりがカチッと決まりました。

【左下】
変形のエンド部分です。ここには見えない部分に補強が入っており、安全面に配慮しつつ、溝のエンドにぴったりと収まるように加工させいただきました。

 

【右下】 変形コーナー部
こういった変形コーナーは図面で確認した後、実際に現地調査をして型紙を作成し、それを工場に送ったものを元に作成して納入させていただいております。

 

【左】 変形コーナー部

ここも一番右側が右に続くカーブにあうように少し角度を変えた加工をして、なめらかに接続できるようにしてあります。

また、この部分は踏んだときにたわみを極力なくすために補強棒を入れてあります。特にここの溝巾は300mmということで、たわみが出やすいために通常よりもしっかり加工させて頂きました。

【 ロールグレーチングについて 】

ロールグレーチングの良さは価格や形状の多様化だけではありません。
ロールグレーチングの最大の特徴は、工具を使わずに手で簡単にグレーチングを付け足したり、取り外しが出来たりする取扱いの容易さです。掃除をする際にも巻き取ることができるので、溝のお手入れも簡単です。また、グレーチングひとつで施設の印象や雰囲気がかなり変わります。もし施設内のグレーチングが古くなっていれば、是非お問合せください。

※今回のグレーチングと違うタイプのものも多種取り扱っております。お問合せください。